いつものことながらPCにケーブルが多いことには閉口させられる。電源ケーブル、キーボード、マウス、オーディオ、TV、LANケーブル、USBケーブル、etc.と、周辺機器が増えれば1本以上増えて、PCが増えればさらにまとまって増えて….。方法をまとめてみた。
PCを減らす
セカンドマシンがあるならば、その役割が本当に必要か検討する。当然、無くせるなら無くしたほうがいい。セカンドに甘んじているPCの性能なら、設置しておくだけの価値があるかあやしい。もし必要ならVirtulaBoxやVMware Playerなどの仮想化で代替できないか検討する。メインPCと使用する時間帯がずれているのならばOSをデュアルブートにして、1台で複数のOSを動かすようにする。
ノートPCまたは一体型のデスクトップPCにする
デスクトップの場合にはPC本体とデュスプレイが分かれているので、どうしてもケーブルが増えてしまうし、そもそもPC本体が邪魔だ。
セカンドマシンに入出力デバイスをつけない
リモートデスクトップやVNC、sshを使うとメインのPCからセカンドマシンを操作できるようになる。これでマウス・キーボードとディスプレイは不要になる。トラブルが発生したときだけ、メインPCのものをつなげばよい。
セカンドマシンは入力デバイスを共用する
SynergyはメインPCのマウス・キーボードをネットワーク的に共用できるようにする。
KVM(CPU切替器)はキーボードやディスプレイは減らせるがケーブルはむしろ増える。デバイスを減らしたいのか、ケーブルを減らしたいかで選択は変わってくる。
無線式またはBluetoothのマウス・キーボードにする
机が広くても狭くてもマウスとキーボードのケーブルは、取り回しの制約になるし、ケーブルの露出がもっとも目につく。費用はかかるけれど、この二つからケーブルをなくしたときの自由さは結構感動的だった。無線式は以前は電池がすぐ切れたり、操作にタイムラグとか取りこぼしがあるとか問題もあったが、最近は改善されている。ロジクールのVX Nano(無線式)とApple Wireless Keyboard(こちらはBluetooh)を使っているが、通常の状況ではそうそうストレスになるほどの反応が悪くなることはない。
無線LAN
LANのケーブルを全廃する。
デスクトップPCでもPCIにつけるタイプがあるのでそれにする。例えばBuffaloのWLI2-PCI-G54Sのようなもの。USBタイプは総じて不安定のようなのでお勧めしない。
ブロードバンドルータ
もしADSLモデムを使っているならWeb Caster 6400Mのようなモデムとルータの一体型にすればさらにケーブルを減らせる(このタイプは選択肢がほぼないのが難点)。AirMac ExpressだとACアダプタと一体になっているので、光モデムの場合にはいいかもしれない。
無線のルータはいろいろな製品があるので、小型でケーブルをまとめやすいものや狭いところに押し込めるようなものも見つけやすい。モデムはどうしても回線とACアダプタとLANケーブルの3本のケーブルに加えて、家庭だとPCの置き場所とは違うことが多いので、モデムとブロードバンドをうまくまとめるのは、効果が高い。
モバイルルータ
光回線やADSLは使わずにWiMAXとか携帯電話の回線を使う。URoad-7000のようなタイプ。コストパフォーマンスは悪いが、ノートやiPadなどを持ち歩いて使えるメリットがある。WiMAX以外は通信量の制約があるので注意。単身者で電話回線を入れても携帯電話しか使わないくらいなら、こちらの方が短期的には安上がりになる。
ケーブルを収納する
CableBoxが有名。
ファイルボックスだと安上がり。
ルータとモデムを収納する電話台のような家具もあったりする。ベルメゾンすごいね。
ケーブルを短かくする1
ACアダプタの直結プラグを使えば無駄に長いノートのACアダプタを短くできる。
ケーブルを短かくする2
巻き取り式のケーブルを使う。
細いケーブルを使う
LANケーブルだと以下のようなタイプ。
USBケーブルも細いのがある。
DisplayPortのケーブルはDVIより細くコネクタも小さいので、可能ならこちらにしたい。
ケーブルをまとめる
最後まで残ったケーブルは以下のようなものでまとめる。
とりあえず適当に探してみた。名称はメーカーによってまちまち。