ふとMacでsambaの提供している共有フォルダに書き込みできないことに気づいた。Macは10.6.3。どうもMacのローカルのファイルにあるのExtended Attributesまで書き込もうとしているのが原因らしい。xattrを使うとSafariで保存した画像にダウンロード元のURLとかが入っている。FirefoxではURLは記録されていなかった。とりあえずExtended Attributesを削除して当座はしのぐとして放置していたら、先日リリースされた10.6.4で解消した。samba側でunix extensions = noにするといいようだが、結局試すこともなかった。
Extended Attributes(EA)はおもしろい機能だし、隠しファイルがたくさんできるよりはすっきりしているとは思う。でもファイルフォーマットには無縁の情報が付与されているのは違和感がある。SafariとFirefoxの挙動の違いから、アプリ次第であることは想像できるが…
この違和感、以前もあったと思ったらMS Officeのファイルにつく「ファイルの概要」だった。ファイルのプロパティを見ると作成者の名前とか表示される。会社のファイルなのに作成者名が楽しい名前だったりするんだな。もちろん本人はそんな情報がつくとはつゆとも知らなくて、打ち合わせのときにこちらが勝手に気恥しくなったりしたものだ(最近はそんなことはない)。普通は「見えない」のに実は情報があって、それが意図せず知られてしまうのは、あまりおもしろい話ではない。EXIFもその類かな。これも今は結構認知されているようだが。
最初から見せておけば便利なのに、見せないでいるばかりに不都合になってしまうのは割りにあわない。「見えない」情報が生まれてしまうのは、開発者としては考えどころか。