TortoiseSVNの使い方 2 保管場所

目次

  1. インストール
  2. 保管場所
  3. 作業場所
  4. コミット
  5. 古いファイルを取り出す
  6. 移動と削除
  7. タグとブランチ
  8. チームプレイ

では行きます。

保管場所

インストールが済んでもすぐに世代管理できるわけではありません。
最初に、世代管理情報を保存する場所を作成します。
理屈は置いておいて、まずは操作を説明します。

保管場所を作成する1

操作手順
  1. エクスプローラで右クリック
  2. 新規作成(W)を選択
  3. フォルダ(F)を選択
  4. 「リポジトリ」と入力し「リポジトリ」フォルダを作成する

保管場所を作成する2

操作手順
  1. エクスプローラで「リポジトリ」フォルダを選択して右クリック
  2. TortoiseSVNを選択
  3. ここにリポジトリを作成(Y)を選択
  4. エクスプローラのメニュー

  5. リポジトリのファイルが作成され、「リポジトリの作成に成功しました」とメッセージが出る
  6. 「リポジトリの作成に成功しました」

  7. 「リポジトリ」フォルダの中は図のようなファイルが作成されている
  8. リポジトリのファイル--何かよくわからないファイルがたくさんできた

操作メニューに出てきた「リポジトリ」──カタカナで「リポジトリ」と言われてもピンとこないですが、この場合には「ファイル置き場」の意味です。プログラマの業界では、英語をカタカナにするだけで日本語化したことになることがよくあります。その用語が指す概念を伝えにくいときにやむなく使ってしまうようです。わかりにくいかと思いますが、「ファイルを保存する特別な場所」くらいに脳内変換してください。

「リポジトリ」はファイルそのものの他にも、ファイルの更新日時や編集した人の何世代にも渡る情報なども保管します。特殊な書式のため、リポジトリの中を見ても、ダブルクリックで開けるファイルはほとんどありません。

さて、こうしてできた保管場所ですが、ここはあくまでも保管する場所で、編集作業する場所は別に作る必要があります。

次のページでは作業場所の作成をします

次項 作業場所