目次
TortoiseSVNの本番はまだ始まりません。本ページでようやく下準備が終わります。
では行きます。
作業場所
世代管理のアプリケーションをインストールしても、全てのファイルが自動的に世代管理できる対象になるわけではありません。特定のフォルダ内が世代管理の対象になります。
作業場所を作成する1
操作手順
- エクスプローラで右クリック
新規作成(W)
を選択フォルダ(F)
を選択- 「作業場所」と入力
作業場所を作成する2
操作手順
- エクスプローラで右クリック
SVN チェックアウト(K)
を選択チェックアウト
のダイアログが表示されるリポジトリのURL
を入力するフォルダの参照
ダイアログが表示される- 「デスクトップ」-「マイ ドキュメント」-「リポジトリ」を選択し、
OK
ボタンを押す チェックアウトディレクトリ
を入力する...
ボタンを押す- [デスクトップ]-[マイ ドキュメント]-[作業場所]を選択し、
OK
ボタンを押す OK
ボタンを押すリポジトリ - チェックアウト - TortoiseSVN 終了!
のダイアログが表示される
「file://」と入力して、[…]ボタンを押す *1
これで作業用のフォルダができました。
作業前から「マイ ドキュメント」フォルダを表示していると、表示に変化はありませんが、いったん「作業場所」フォルダの中に移動してから、「マイ ドキュメント」フォルダに移動すると、フォルダに緑色のチェックがついた表示に変わります。
それはそれとして、「チェックアウト」──「レポジトリ」の次に「チェックアウト」と、また一見して想像のつかない単語が出てきました。ホテルのチェックアウトに似た意味合いを想像すると、たぶん混乱します。ここは「ファイルの取り出し」と脳内変換してください。
今後ファイルを作成したり編集するのはこのフォルダ内で行ないます。
ちなみにリポジトリ一つにつき作業場所を複数作っても構いません。またリポジトリ一つと作業場所一つの組みあわせをいくつ作るのもOKです。分類の仕方やファイルの種類によって、どちらのフォルダもいくらでも作って構わないです。しかしながらお勧めは一つのリポジトリに一つの作業場所です。
「リポジトリ」で保管場所を作成し、「チェックアウト」で作業場所を作成する–今後の操作はこのフォルダの関係を理解して上で行うことになります。
「リポジトリ」で保管場所を作成し、「チェックアウト」で作業場所を作成する。大事なことなので二回言ってみました。
ここまでが下準備です。次のページでは実際に編集作業を始めます。
*1
Subversionではリポジトリへの複数の方法でアクセスする機能があります。file://だとエクプローラで見るのと同じことを意味します。他にhttpやsvn、sshなどがあります。